議員生活が始まってからもうすぐ1年がたちます。4回の議会や委員会で発言してきたことは、市民の目線、そして、在宅福祉活動の現場で体感してきたことの内容からでした。昨年6月議会での一般質問の内容は、日常的に高齢者の生活を支えることがいかに重要かを問い、今ある「生活支援ヘルパー事業」が必要な人には届くよう要望しました。
H20年度市は、緊急対策事業として、「後期高齢者ヘルパー派遣事業」を創設をします。75歳以上のひとり暮らしや、75歳以上の高齢者のみの非課税世帯や生活保護世帯が対象とのことです。介護保険事業の上乗せサービスとして、在宅生活を下支えする府中市独自のサービスで、504万円の予算が付きました。これらのサービスが予算化されたことで、介護保険サービスと市独自の高齢者支援策を組み合わせて、高齢者の生活の安定につながるよう、ケアマネージャーがきちんとコーディネートできるように、事例研修の充実を願います。また、実際にサービスを提供するヘルパーが、利用者の意思を尊重しながら、どうサービスの質を向上させることができるか、大事な要素でもあります。現在、府中市の65歳以上の人口の占める割合は、5人に一人の割合に近づいています。だれもが安心して、暮らせるまちづくりのために、在宅でのサービスの充実はかかせないことです。