生協の仲間でつくる地域のコミュニティ 防災時の「緊急物資配達先拠点」の登録をする

受け取り訓練とその配達先に取に行く訓練の実施

美好町3丁目の生活クラブ生協の組合員たちでつくるコミュニティの集まりがありました。その中で、防災時の物資配達先について拠点を決めました。

東日本大震災時に、東京の組合員から集まった物資を福島の組合員に届けたいと毛布などをトラックで送ったことはまだまだ記憶に新しいことです。地域の組合員が日頃からの顔の見える活動ができていたことから、組合員同士で物資を届け合ったそうです。仙台平野の仙台空港近くにある生協の配送センターはすべて津波で流されてしまい、かろうじて車は配達中だったことから、その車に組合員が同乗して配ったと聞きます。

大都市圏・東京でも、もし大きな災害が発生したらどうなるでしょう。

生協の配達は、日頃、戸別配送で各家に届けられていることもあり、市場への問題意識をもって同じ消費材を購入している仲間でありながら、近くの組合員の顔を知らない状況が見受けられます。消費材の配達形態は戸別配送の便利さは十二分にありますが、仲間の顔が見えにくくなったのも事実です。日頃から地域の組合員同士の交流があることは非常に心強いことです。以前の班での組合員活動では、しょうゆや砂糖、卵などを借りたり分け合ったりした仲間同士です。地域ごとのコミュニティの創設を防災の側面から構築していこうという試みは、新たなまちづくりが描けることにもつながります。

118日の土曜日、「緊急物資配達訓練」として、生活クラブ調布センターから「パックごはん」と「まぐろの油漬け缶」が美好町3丁目の組合員数分、私の自宅に届きました。午後からパパやパパと娘さんがこの物資を取りに来られるなど、総勢15名が訓練に参加しました。来られない組合員は、届け合うなどの工夫もされました。後日、参加しての感想などを出し合い、今後の活動にいかせられたらと思います。