<府中市内の都市計画道路について>
閑静な住宅街で、現在、都の事業計画に取りあげられている道路の沿線にお住いの方から「大きな道路は必要かしら」と言う意見をいただきました。
東京都市民調査会に依頼して調べてみると、この計画は昭和37年から計画されており、都市計画道路・国立狛江3・4・3号線を今後10年間で整備するということです。
国立から四谷橋付近まで完成しており、是政から調布に延びる道路も完成しています。その間の四谷三丁目からキューピーの工場の中を通って、住吉町、南町、矢崎町そして、是政へ延びる都道を作る計画です。
完成すれば府中市内を東西に走る道路は、北側を走る東八道路、中央の甲州街道、そして、この計画道路の3本になります。自然環境や住民の生活環境を大きく変えてしまっても、道路を建設する必要があるかどうかは、そこにお住いの皆さんが一番よく感じられていることだと思います。都は10年ごとの見直しによってこの計画を進めているとのことですが、そこには住民の皆さんの意見がきちんと反映される仕組みになっているのでしょうか?
この数年間で、多摩川を渡る、四谷橋、石田橋もできました。防災、交通の便、大気汚染など、『都民・市民にとって必要な道路』とは何かを考えさせられます。
道路計画も含めて都市計画というのは、私たち市民にとっては縁遠いように感じますが、そこに暮らすのは私たち市民であり、生活に密着した都市計画を、日頃から関心をもって見て行かなければなりません。