「都議会・性差別やじ問題の幕引きを許さない緊急集会」7/7 東京ウイメンズプラザにて
都議会生活者ネットワークは、『セクシュアルハラスメント発言に対する要望書』を6月19日付で都議会議長宛てに提出。6月18日の都議会一般質問において、塩村あやか議員の女性の妊娠・出産に関する質問の際、議場内の男性議員から「自分が早く結婚しろよ!」などのやじが飛び交い、嘲笑が湧いたことを受けて早速行動に移した。
セクシャルハラスメントにほかならず、人権侵害行為であり、決して許されるものではありません。発せられた内容は、男女平等や参画を進め、セクハラ防止に取り組む都政を監視すべき都議会として、けすことのできない汚点を残したものと、強く抗議する。公人であるところの都議会議員の人権意識の低劣さが問われるものである。
女性への差別と偏見、すなわち女性蔑視を背景にした性差別発言であり、誠に不適切である。議会人として率先して人権意識を高めていかなければならない都議会が、公的な場である議場でセクハラ発言をするということは、都民の付託を受けた都議会議員として自覚が欠如していると言わざるを得ません。
新宿区では、人権侵害のおそれのある行為の禁止として、『議員は、セクシュアル・ハラスメント(他の者が不快に感じる性的な言動をいう。)に当たる行為その他人権侵害のおそれのある行為をしてはならない。』と新宿区議会議員政治倫理条例で定めており、政治倫理審査会で審査するしくみがある。
都議会運営を司る議長の責務として、今回の性差別やじ発言に対して、議会運営委員会でさらなる議論と今後の対策を進めるべきだ。そして、都議会でも「議会議員政治倫理条例」などを定め、その中に男女平等の視点を盛り込む必要がある。進めるべきである。