-「夏休み・東京で遊ぼう2泊3日in府中」に参加して- 『福島の子どもたちを府中に招く市民の会』主催

都立府中の森公園にて

掛け声がにぎやかに「スイカ割り」

福島の子どもたち約30名を、思いっきり戸外で遊んでもらおうと、府中市内の緑豊かな公園や、自然がいっぱいの「生活クラブ生協『協同村ひだまりファーム』」(五日市)に招き、その内の市内の1泊2日にボランティア参加をした。

 福島第一原子力発電所の事故後、今年で3年目・3回目の開催となり、継続して参加してくれている子どもたちも大勢いて、覚えてくれている女児と元気にハイタッチ! 今年は2年生の妹と一緒に参加した4年生の男児も連続3回の参加となり、大きく頼もしくなった姿を見て嬉しくなった。

 福島駅と郡山駅から子どもたちを乗せた貸切バスが『都立府中の森公園』に到着。その後、公園内の遊具や親水路、小山を駆け回って遊ぶ。おやつタイムには、スイカ割りを楽しんだ。この2泊3日はよりよい環境の中、思いっきり戸外で遊んでほしい。翌日、五日市に向かう子どもたちを東府中駅で見送る。主催する市民団体の皆様には感謝する。

 福島第一原子力発電所からの放射能汚染水漏れが依然と続いていることは連日新聞等で報道されている。25日には全国漁業協同組合連合会・会長と福島、宮城、茨城3県の漁業団体代表が東京電力に対し、「海洋流出は全国の漁業者と国民への裏切り行為だ」と抗議をし、汚染水対策の抜本的な見直しと海洋流出の早期防止、海域モニタリングの強化を求めた。事故後に放射能汚染水を海洋に流す計画を東京電力は検討したものの、漁業組合の反対で見合わせることとなった。しかし、放射能汚染水を貯めておくタンクもいっぱいになり、さらに地下水汚染の状況も報道されている。

 一旦起こった原子力発電所の事故処理に対して、手がつけられない状況が今後も続くことが予想され、企業責任が果たせない現状下で、大飯原発も再稼働され継続の方向が示されている。日本のエネルギー?政策は根本から間違っている。