6月議会の一般質問 『第5次男女共同参画計画』の策定に向けて、男女共同参画の進め方と計画策定のあり方について問う

府中市では、男女共同参画社会を推進するために、1995年に女性センターを開館し、1999年に、「府中市男女共同参画都市宣言」を行ない、その具現化をめざし、行政計画として「府中市男女共同参画計画」を策定し、現在は2007年に策定された第4次計画により男女共同参画社会の実現を目指すと計画が推進されています。

推進状況に関しては行政内部の評価に加え、第4次計画策定の翌年の2008年度から毎年「男女共同参画推進懇談会」が第三者評価も行ってきました。その「推進状況評価報告書」は毎年議会にも示されています。また、この4月には、市長からの具申課題を推進懇談会がまとめた「府中市における男女共同参画のまちづくりについて」報告書が提出されました。

 推進懇談会が計画推進のための第三者評価を継続してきた実績、また、第4次計画の見直し及び男女共同参画推進全般のまちづくりについての報告書が出されたことを受け、次の計画策定には、市民も一緒に計画策定段階から参画することが必要だと考え、男女共同参画の進め方と次期計画の策定のあり方について質問をします。

1999年の「男女共同参画社会基本法」制定以来、女性を取り巻く環境はいまだ厳しく、労働環境のさらなる悪化や、加えて配偶者による暴力(DV)の顕在化など、むしろ社会的には逆行しています。

他市では男女共同参画などの条例制定化が進んでいる中、府中市は依然市民参画で決めた計画ではなく、推進体制は要綱で定めた機関に位置づけられ、市の男女共同参画推進の執行の低さが伺えます。次の計画策定に向けて、これらの位置づけを曖昧にせず、市民参画で次期計画策定を進めることを求めます。

質問日は、6月5日(水)の午前の予定です。今議会から同時中継でインターネットから配信できる仕組みを導入します。ご自宅にいても見ることができます。ご感想を寄せて下さい。