西府崖線保全チーム企画、初の一斉清掃活動を行う 

後世に残そう! ハケと湧水

11月23日(祝日)の午前、約1kmの西府崖線に沿って、総勢13人が2班にわかれゴミ拾いを行った。右手に長トングばさみ、左手にゴミ袋を下げ、10時にハケ下のあずまやをスタートした。1班は東に本宿トンネル方面へ、帰りはハケ上から湧水地まで、2班は大山道まで用水沿いに行った。1時間半で集まったゴミの量は、全部で燃えるゴミ5袋・燃えないゴミ14袋になった。缶やペットボトルの他に発泡スチロール箱、透明ビニール傘、バック、衣類や紙おむつに及んだ。

ハケの南面に沿って歩くこと約1時間半はとても暖かい日和だった。普段は自転車や徒歩で行き来するハケ下だが、今日はゴミ拾いが目的。一心不乱に地面と向き合いゴミ集めに専念する。一人ではなく皆で一斉に行うことで、一種の競走心がわき大きなゴミを見つけると獲物を仕留めたかのようにわくわくしたのは私だけだろうか。ツツジの植え込みの中を数人でかき分け見ると、バックやビニール傘などが次々に出てくる。業者が刈り込みする際に、ゴミを片付けることはしないためいろいろなものがずっと放置されている。どんどん袋がいっぱいになりゴミ袋を持つ手が重くなってきた。

ハケ上を回ると、暖かい日差しとともに鳥のさえずりや鮮やかに色づく落ち葉色が目を楽しませてくれる。普段から周辺の人たちが清掃をしていることからゴミはほとんどない。日頃からきれいにしておくと捨てられるゴミも少ないとよく言われる。散歩をしていて気持ちのいい場所として地域の人たちに愛されている場所だけに普段からゴミはあまり見かけない。そういう意味で地域の人たちの気持ちも伝わってくる場所だ。