あたりの田んぼは稲の花が顔を見せ始めた。ハグロトンボやシオカラトンボなどの昆虫もいる。多摩川からの取水によるこのあたりの用水路は、コンクリートではない自然のままの水路を残している。しばらくの雨から、水かさもあり、勢いよく流れている。
小さな生き物に子どもたちが一点を見つめる顔は真剣そのもの。こんな身近なところに、いろいろな生き物がいる、そして自然環境を体感できる場は、今では大人たちが用意しなければなかなかない。そしてそれを環境学習や自然体験と称することになる。
子ども時代には、野原をかけずり回って遊ぶ時間を取り戻すことの重要性を再度認識する。こんなところにどんな生き物がいるのか、遊んだことから身についている。生き物図鑑から覚えることになりかねない時代になってはしないか! さあ!大人たちも網をもって自然観察に出かけよう!! 主催者たちに感謝する。