・新宿にいて、調布まで5時間かけて歩いて帰った。道のどの部分を歩けば安全か、上からの落下物が心配だった。
・電車に乗っていた際に地震が起き電車が止まり、電車から降りるようアナウンスがあり、線路沿いに歩くが、右も左も帰る道がわからなかった。電車から降りられない方もいた。
・日中一人でいる高齢の方から「ひとりで心配だった、つかまるのが精いっぱいだった。」落ち着いてから玄関のドアを開けに行った。
・エレベーターが止まり、しばらく閉じ込められた。
・文化センターのお風呂に入っていたら地震にあった。すぐに職員による誘導があり、おさまる夕方まで待機した。
・めまいと吐き気で血圧が上がり、すぐに病院に行った。
などいた場所ごとに様々な不安があったことがわかりました。これらの市民の声をもとに、市でも何が必要だったか検証することが求められる。
大地震から約1ヵ月経つ中、それぞれの役割を担っている方や個人からもこんな声が上がっています。
・気になる一人暮らしの方全員に電話をした民生委員から、皆さん大丈夫でほっとした。寝たきりの方がいれば心配。
・緊急時の「介護支援者マニュアル」を作る必要性を言ってきたが一向に進んでいない。
・幼稚園の入学式後に保護者を交え防災訓練を行うと通知あり。
・家庭で緊急時の生活必需品セットをまとめた。お勝手にもスリッパだけでなく靴を置くようにした。
今回の地震から学べたこととして、普段から何が必要だったかわかったことを、市として不足していることを補うためにいろいろな立場に置かれている方々といっしょに話し合える場を早々に持つことが求められる。
下記の厚生労働省が出した避難所などでの生活支援ニュースも、議論するための資料として使えるのではないだろうか。