9月議会の一般質問「産前産後のケア体制の充実を求める」

出産家庭への全戸訪問「こんにちは赤ちゃん訪問事業」がH21年4月から始まっている

今回の一般質問のテーマは、「産前産後のケア体制の充実を求める」です。出産家庭の全戸訪問の現状、そして課題からさらなる充実をもとめます。H21年度の「こんにちは赤ちゃん事業」の実績は75.2%でした。訪問を辞退する方、未訪問の方たちへの対応も今後非常に大事だと考えています。また、妊娠直後からの相談窓口の充実も質問します。

通告内容は下記の通りです。9月1日(水)18番目の登壇予定です。夕方近くになりそうですが、議会傍聴に興味のある方是非おいでください。また、このHpを見た方、産前産後の支援体制について意見をくだされば大変ありがたいです。待っています。

<議会での質問の趣旨と内容> 
子どもが健やかに育つ環境づくりとは、親が心身ともに健康な状態であり、安心して日常生活が送れることが非常に大事な要素です。核家族で手助けが必要な子育て家庭、20歳以下の若年妊娠、出産直前まで働いていて出産後地域の中で孤立してしまう、また、子育てと親の介護が重なるなど、「『子育て』は社会のしごと」として、さらに地域の中で、産前産後の親への支援、子どもを育む力の醸成が求められています。 一方、児童虐待などの様々な悲痛なニュースも報道される中、二度とあってはならない虐待死をどのように未然に食い止めていくのか、そして「要支援」と思われる家庭に対しての市の施策について伺います。
また、産前産後のケア体制の充実については、H20年第3回定例会で重田議員が、「妊娠届けを出すときに保健師の専門性を生かした相談窓口体制を整えてほしい」と妊娠がわかった時からの相談体制の充実を要望する一般質問をしました。そのことがどう進んだのかを確認したいと思います。
府中市での最近の人口増加に伴って、産前産後の家庭などが置かれている状況をどのように捉えているのか、また、H20年度末に、児童福祉法が改正され、H21年4月から出生後の赤ちゃんがいる家庭の全戸訪問として「こんにちは赤ちゃん事業」が府中市でも開始されています。どのような支援を行い、どのような課題が見えてきているのか、さらなる充実した支援体制を進めるために、以下質問をします。

1.人口が増えていますが、近年の出生数とその傾向について
①ここ5年間の出生数と子ども医療助成費申請数
②出産家庭の置かれている現状とその傾向はどのようなことですか。

2.市が考える社会的に支援が必要な「要支援家庭」とはどのような状況、どのような世帯ですか。それに対して「支援のあり方」についてどのように捉えていますか。

3.「妊娠届出書」提出時について
①H21年度の妊娠届出数、届出所ごとの数と妊婦自身が届けた数 ②申請を受理し、母子手帳といっしょにどのような書類を窓口で手渡していますか。その際に特に注意して説明していることなどはどのようなことですか。
③H20年に質問をしました、妊娠届出書を提出する際、保健師の専門性を生かした相談窓口体制について、現在どのような状況ですか。

4.「こんにちは赤ちゃん事業」について
①事業内容、事業の広報など誰にどのように知らせていますか、申し込み方法はどのように行っていますか。
②H21年度の出生通知票の提出数、訪問した実績、辞退した家庭の状況と実数、訪問できなかった理由と実数、電話のみで対応した理由と実数、その他の事例
③訪問したなかで、育児不安を抱えるなど支援が必要な人たちへの支援内容として、どのようなことを行っていますか。
④訪問できなかった方に対しては、どのように対応していますか。
⑤この事業が始まって1年5ヶ月が経ちますが、課題はどのようなことですか。またそれに対して、どのように対応していますか。

5.市はこれまで先駆的な子育て支援策を数々実施してきましたが、昨今の産前産後家庭状況を取り巻く環境として、産前産後のケア体制で他にどのような支援策を実施していますか。

以上です。

府中市では、母子手帳とこんなカードも配布されています。