この中で、府中市の給食の位置づけがどのように明記されているかというと、
◆ 給食を「生きた教材」とし、府中農産物や国産食品の使用、積極的な米飯給食、食品の生産履歴(トレーサビリティー)の確認などにより“安心で安全なおいしい給食”が提供されていることについて、興味・関心をもてるよう、献立の多様化を図ります。また、食の重要性・食の喜び・楽しさを理解させるとともに、食べ物を大切にし、給食に関わる人々に感謝の気持ちをもつことの指導を充実させていきます。
◆ 小・中学校では、食物アレルギーの対応として、給食に使用する食材の情報提供や除去食の対応をしていきます。
◆ 子どもたちの食生活の基本となる知識や技能を身に付けさせる指導の充実を図っています。学校栄養職員(栄養士)、調理員などによる総合的な学習の時間や家庭科などの授業への参画を通し、栄養素の働きや栄養バランス・食事のマナーなどを教え、食べ物に感謝する気持ちを大切にすることを伝えていきます。 (給食に関する内容を抜粋)
この6月には、「第2回学校給食センター施設整備検討協議会」が行われ、第1・2学校給食センターと学校給食洗浄センターを見学し、今後の施設整備について話し合われている。昭和45年にできたところは老朽化している。
小・中学校33校のうち、30校が給食センター方式で、約18,500食が作られている。(主食としてお米は、週に約3日使われている。) 給食センター方式で上記の「食育推進計画」がどこまで達成できるか。 唯一3校だけが自校方式である。食の安全はもちろんのこと、調理の段階でいいにおいが漂い、作り手が見える、そして食器を返却する際に「ご馳走様!」の声かけができる、そんな自校方式を求める。常に子どもたちに見せる、かがせる、伝える、これらのことができる学校給食を進めることが求められると講師の牧下圭貴氏は話す。