小さい時に満州で過ごされ、昭和21年に船で引き上げ帰国となった。その後物資不足の日本での子育て・食事作りに奮闘。食卓に上るのは、ピロシキ、水餃子、中華風おやき。生地から作って食べる料理が並んだとのこと。
ピロシキは強力粉に水と卵を混ぜ合わせて皮をつくり、具を巻き、春巻き状になったものにとき卵をつけ、さらにパン粉をまぶす。それを油できつね色に揚げる。具は、よく炒ったしらたき、玉ねぎ、牛ひき肉、ゆで卵のみじん切りを合わせたもの。塩とコショーのみで味付け。総勢20人で教わった。
娘さんも一緒に参加され、日ごろのたすけ・たすけられの活動の意義をのべられ、これが本当の「たすけあいの社会づくり」だと実感する。介護を受ける側、介護を提供する側ではなく、それぞれがその人らしく共に生きる関係が地域にあることが今の社会に求められる。会員の点が線になり、面にできる活動を描いたひと時でした。