下河原緑道沿いの「樹木の抜根」に市民からなぜ?の声

大きく育った樹齢30年以上のけやきの木・二本が処理された

市の指定樹木であるケヤキの木が切られている、これから新芽も出ていい木陰ができるこの時期になぜ今?と緑を愛する気持ちが伝わってくる電話内容だった。

翌日見に行くと、なぜこの位置に大きなケヤキがあるのかと思うくらい緑道沿いの狭い傾斜地にある二本のケヤキがばっさりと切られていた。まだ作業中であった。さらに次の日には、根の部分が土に覆われ木全部がなくなった。周りに影響がでないように根は残しそのまま土を被せてしばらく様子を見るとのこと。

市に確認をすると、大きくなりすぎた木をここしばらく放置してきた、周辺近隣と密接になりすぎ剪定だけでは対応できない状況。根も張りすぎ民家にも影響がある。当時植えすぎた傾向にあると聞く。H20年10月31日から「府中市公園及び緑道樹木管理基準」に基づき、支障樹木に該当するかどうか、剪定・移植・伐採基準を設け行ってきている。この場所に関してもその適応とのこと。

昨年度からの緑の基本計画には、緑の「量から質」が謳われた。そうとは言え実際に健康な木がばっさりと切られると心が痛むそんな市民は大勢いる。気持ちよく緑道を歩いている市民にとっては、とても腑に落ちない光景であったことには間違いない。数日間張り紙をし、このことを伝えようとした市の姿勢はあったが、なかなかその張り紙内容では、市民には伝わらなかったようだ。

まもなくその近くにある大きな桜はまもなく開花。見ごたえのある枝振りになってきた。また、甲州街道までの緑道沿いにはこの時期様々な「椿」が花をつけている。「砂利を運ぶための線路」をのちに緑道にした先人の知恵で春を楽しむことができる場になっている。