府中市の合流式下水道の現状 ①

 現在府中市では、合流式下水道エリアが78%。そのほとんどは小柳町の「北多摩1号水再生センター」に集められます。家庭や事業所からの汚水と雨水は混り合って、ここで処理されています。(一部は森ヶ崎水再生センター・大田区へ) ほぼ府中崖せんから南エリアでは、分流式(全体の22%)で汚水と雨水に分けて処理をしています。汚水は、水再生センターへ、雨は多摩川に流すしくみをとっています。分流式では、汚水のみの処理経費で済みます。

 しかし、合流式では、同じ下水管に雨水も流しているので雨が降れば降るほど処理費用もかかります。ちなみに、昨年度は、過去5年間でもっとも多い年間降水量1,994㍉を記録し、4億6千万円の処理費がかかりました。合流式のデメリットとして、雨水処理費がかかること。一度に処理できない場合は、そのまま多摩川に放流され、未処理水で多摩川を汚すことになります。