次世代につなぐ多摩川や野川の環境を保全する政策提言

合流式から分流式をすすめる検討はされたか!

 全国的に合流式下水道改善計画が進められています。中には、分流式下水道の延伸を進めている自治体もあります。また、合流式から分流式へと変えていく際に、多大な費用がかかるが、そこに合流式下水道改善を加えると費用的には変わらないと総務省の見解もでています。

 府中市において、環境基本計画で多摩川の保全を謳っています。6月議会での一般質問で、さらなる保全のために分流化を求めました。答弁では、莫大な費用がかかると検討もされないまま合流のままでも分流化したことに近い水質を維持するよう施設を改善してきているし、目標は達成できるものと答弁がありました。

今年度下水道特別会計予算として、新たな下水道マスタープランを作成するため、3,100万円の費用が計上されています。H22年度末には下水道維持管理・耐震化費用、合流式改善をさらに進めるため、下水道料金が見直しされた次の計画が策定されます。下水道料金に跳ね返る今後の計画です。市民にわかりやすく今の現状を知らせることと、市民参画の形で検討できるよう要望しました。

右上:小柳町東電鉄塔南、下左:南多摩水再生センター北の大丸堰魚道、下右:淺川合流地点・北多摩2号水再生センター口付近