第11回NPO法人ACT定期総会に参加して

都内29の自治体にある「33のたすけあいワーカーズ」と連携して・・・

 どんな社会であったら安心して暮らせるだろうか? となり近所でお醤油の貸し借りやおかずの一品を差し入れ合ったり、ちょっとした声かけがあるだけでもほっとすることがある。

 たすけあいの輪をひろげようと16年前に大勢で出資し立ち上げたACT。今では、1,400人のワーカーズメンバーが働く場を作り出している。当時は、ACTが必要のない社会が本当の姿だと言いながらも、子ども好き、料理好き、人と接するのが好きなどの主に女性たちが集まり、一週間に一日から活動できる人もOKと口コミで広がり仲間が増えていった。

 2000年には、介護保険事業者として、一線並び。地域のニーズに答えながら、「私が受けたい介護」を目指し、自己決定を尊重し、自立を支えることを目標に、チームで取り組むしくみを確立してきた。独立型の居宅介護支援事業所も立ち上げている。江戸川区に一つ増えた。

 ディサービスや子育て広場、会員同士のサークル活動など点から線へとつながってきている。地域に必要な機能が柔軟に広がっている。「住まい・居場所づくり助成金事業」の活動発表があった。2年間で、642万9千円の助成を行った。2〜3年間の継続助成として、多世代交流広場事業(八王子市)、介護家族者の会(町田市)、障がいのある子もない子も豊かな放課後を過ごすための居場所づくり(三鷹市)と地域の出会いの場、誰でもが気楽に集える拠点として輪が広がっている。

 この度理事長が交代。会員同士がつながり、一人ひとりがいきいきと活動できるワーカーズを目指そうと挨拶があった。