その府中小唄をポップ調にアレンジした体操が、味の素スタジアムで「府中元気一番まつり」に、府中市の介護予防体操としてお披露目された。動作の中に、馬の手綱を引く場面などが力強く表されている。繰り返すとかなりな消費力となりそうだ。府中中に広げるには、地域デイサービスや介護予防事業で、まずは覚えた方々からいろいろな場面で利用されることからだろうか。当日は、友人のスポーツ指導員らがボランティアで体操のお手伝いをされていた。東京オリンピック招致を見据えてのイベントと兼ねられ、スタンプがたまるとエコバックを配布するなど、市税(予算950万円)だけでなく都からも170万円が投入されている。
介護予防とは何か! ご高齢の方にとって、「府中小唄」を踊るのがいいのか、「元気一番ふちゅう体操」がいいのか、はたまた、歩いて買物に出かけることにするのか、歌あり体操あり、集まることでのコミュニケーションアップとするのか。市が設定する介護予防事業の場面でも、参加者が主体的にかかわれる場がいっぱいあることを期待する。