介護予防体操として「元気一番!ふちゅう体操」

府中小唄をポップ調にアレンジ! 

「府中小唄」を知っている府中市民は、どのくらいいるだろうか。昭和4年に作られたとのこと。市制50周年記念に、北島三郎さんの声でCD化された。昨年の夏、私は、初めて、府中小唄踊り流しに参加した。議員だけがお揃いの浴衣を着、踊る場面を見て、沿道の市民も気軽に入って踊ることが出来る企画とするべきと担当職員に提案をした。今年の8月24日(土)、〝けやきフェスタ″にて「府中小唄」を大勢の方々が踊れるよう企画されている。事前に地域で練習日も設けている。府中駅周辺ケヤキ並木を一日交通規制しての企画だ。

 その府中小唄をポップ調にアレンジした体操が、味の素スタジアムで「府中元気一番まつり」に、府中市の介護予防体操としてお披露目された。動作の中に、馬の手綱を引く場面などが力強く表されている。繰り返すとかなりな消費力となりそうだ。府中中に広げるには、地域デイサービスや介護予防事業で、まずは覚えた方々からいろいろな場面で利用されることからだろうか。当日は、友人のスポーツ指導員らがボランティアで体操のお手伝いをされていた。東京オリンピック招致を見据えてのイベントと兼ねられ、スタンプがたまるとエコバックを配布するなど、市税(予算950万円)だけでなく都からも170万円が投入されている。

 介護予防とは何か! ご高齢の方にとって、「府中小唄」を踊るのがいいのか、「元気一番ふちゅう体操」がいいのか、はたまた、歩いて買物に出かけることにするのか、歌あり体操あり、集まることでのコミュニケーションアップとするのか。市が設定する介護予防事業の場面でも、参加者が主体的にかかわれる場がいっぱいあることを期待する。