介護食とは・・・

一人ひとりに合わせた食事方法を考える

地域で、高齢者などに配食サービスをしている「椀もあ」の介護食士4名の講師から「介護食」について学ぶ機会を持つことが出来た。地域の生活クラブ運動グループ主催で行われた。日ごろ、助け合いを広げる活動にかかわっている人たちが主に参加された。

介護保険や障害者自立支援施策などの在宅支援での食事づくりや介助方法は様々です。その人その人にあった食べ方に合わせて、調理や盛り付けをくふうし提供することになる。歯や嚥下の状態によって、口の中にいれる大きさや硬さなど様々で、時には、口の中のどこに食べ物を運べば食べやすいか、もっとも咀嚼しやすい状態を作ることも重要でもある。

今日のメニューは、ムツの照り焼き、ほうれん草のおひたし、マーボー茄子、野菜スープ。写真から形状は普通食に見えるでしょう。これらは嚥下しやすいようにくふうされた「とろみ食」である。見た目からも食欲が注がれるようにくふうがされている。すり鉢やミキサーで繊維を細かくし、とろみ剤を使い、ひと工夫したことで、食べやすい状態が作りだせた。嚥下状態を想像しながら食べてみると、これらがとても食べやすいことをあらためて実感した料理会でした。