早い梅雨入りと梅雨明け 

渓流をじっと見つめるカエル

今年の梅雨は、平年差10日早く梅雨入りし、梅雨明けは15日も早く、東京の水がめの水位が気になる。節水や節電を意識しながらも日中35度を超えると体は少しでも涼しい場所を求め、生活空間上には水が豊富であることに安心感がわく。

 北杜市白州町に二度目の足を運ぶ。早朝、甲斐駒ケ岳や周囲の山々を見ながら散策。田んぼにはオタマジャクシやカエルがたくさんいる。ヤゴからかえったトンボがじっと羽を乾かしている。霧はどんどん上昇し晴れ間が見える。

 神社の一角では月に一度の資源回収を行っていた。缶やビンを種類別に色分けしすぐに大袋がいっぱいになる。この地域では、資源ゴミは住民が持ち寄り、集まった資源は業者が回収し、市に報告されると住民から話を聞く。新住民と思われ声をかけてくれる。集まった人たちの会話もにぎやかで顔が見えコミュニティの場にもなっている。

 『原木しいたけ』を栽培している地域では有名な方から日本名水百選の白州水の素晴らしさについてお話を聞く。地域で育った原木を使い、名水で育まれた『原木しいたけ』を栽培しているそうだ。この土地の良さを住民が意識し、胸を張って自然と暮らしを守ろうとする心意気を感じた。

 ひとつの自治体の中に3つもの名水百選が存在するケースは全国では北杜市だけであり、日本一の名水の里となっている。ここには名水を利用して府中市内にもある飲料メーカーの工場も存在する。以前から気にしてきた地下水は公共の資源と捉えた「北杜市地下水採取の適正化に関する条例」や上下水道に関しても様々なしくみがあり、最近これらの料金体系の見直しもされていることがHpから見られた。

 様々な施策とともに、風光明媚な景観も保全され、また行きたいと思う場所である。府中市でも、地下水や地形、地域性を活かした水の循環について知ることができる情報発信の場や保全体制を進めていきたい。