生活者ネットワーク視察 「大阪・京都」にて その①
「NPO法人スマイルスタイル」が運営する、若者就労支援『ハローライフ』を訪問
「しあわせを感じながら働く人を輩出すること」が『ハローライフ』(大きな声でハロー、人生はラフに)のビジョン。NPOを立ち上げ、大阪府の若者就労支援事業を起源とし、独自の就労支援プログラムを実施する代表の塩山さんから話を伺う。当日は3グループのワークショップが開催されていた。自己覚知とコミュニケーションをとるゲームを見学させてもらった。ワークショップのファシリテーション開発を目指し、全国に発信していきたいと代表。
『ハローライフ』は大きな公園前の一角にあり、1階は和菓子・おにぎりがいただけるカフェ『CHASHITSU』と「働く」「仕事」をテーマとした図書コーナーがある。2階は、自分にあった仕事探しができるパソコンコーナーと相談窓口。どのような仕事なのか詳しい内容がわかるようにサイトを工夫している。出向いてのインタビュー内容を掲載する。働いてみたら違っていたというギャップをなくすため、ミスマッチがないように自分たちで取材したものを伝え、職場と人の魅力を最大限可視化する。キャリアカウンセラーや精神福祉士などの専門家に相談できる体制も身近にある。
最近メディアに取り上げられており、若者就労支援(15歳〜39歳)を中心に、同じ年齢層が同じ目線で考え、必要とする情報が得られる場の提供と相談体制を充実させていることが伺えた。誰もが「働く」に誰もが迷うこの時代に、自分たちのことは自分たちで解決していこうと新たな働き方やカルチャーも生み出そうとされている。自身に向き合う時間が持て、他者に押し付けられることなく、何かが得られ掴んで帰ることができそうなそんなスペース。とても気になる場所、また行ってみたくなる場を醸し出していた。一緒に頑張ろうとエールを送りたい!