津波で流れ着いたお地蔵さんがモチーフ

近所で「アンダンテ」という日本映画上映会を開くとお誘いを受け出かけた。仕事がきっかけで引きこもりになった女性が、ふとしたきっかけで農作業を手伝うことになる。自然の中での暮らしから、自分が必要だとされていることで、生かされている自分を知る。稲の成長が同時に人の成長とダブらせて見せているシーンでは壮大感が漂う。人間の心底を描き出し、引きこもりから成長する経過を見せる映画であった。

 上映会後には、参加者から、東日本大震災被災地の映像と仮設住宅での暮らしや活動を紹介していただいた。閖上地区の方たちの手作り品の販売もあり、貞観時代に津波で閖上地区に流れ着いたというお地蔵さんをモチーフに手作りした人形がとてもいい笑顔をしていたので２体買わせていただいた。帰ってから食卓テーブルに人形を置き、知らず知らずと気がついたら毎日顔を合わせている。

 欲しい方がいましたら閖上地区の方たちの活動を紹介いたします。