子育て・介護の両立を支援する活動拠点「世田谷・Lien」を訪ねる
少子高齢化、核家族化、晩婚化、晩産化、経済情勢の悪化に伴い、子育てと介護を両立しながら働く女性が増加している中、地域で女性を支援する場が必要だと立ち上げたグループ「世田谷・Lien(せたがや・りあん)」(フランス語で「絆」)の拠点を訪ねた。
子育てと介護を両立しながら働くことから見えたことは、複合・複雑化していく家庭内の課題を早期に解決・改善しなければ、女性のみならず、子どもや高齢者にも弊害が生じる。「世田谷・Lien」は、地域に子育てと介護を両立しながら働く女性が抱える課題を解決・改善するための場。
「復興支援・吊るし飾り」で元気に活動できる場を通して、子育てと介護を両立しながら働く女性やその子ども達、そして高齢者をはじめとする住民が笑顔で暮らすことができる環境づくりに取り組んでいる。
社会が解決しなければならない子育て・介護の問題は、女性のみの問題とせず、自治体とも連携しながら、このような活動を地域づくりとともに支援する体制が求められる。世田谷区と連携する方向で進んでいるとのことで今後見守っていきたい。
認知症の方も一緒に参加し吊るし飾りを作っている。思いを形にしたお人形を見せてくれた。