福島原発事故の責任をただす! 福島原発告訴団・関東報告集会にて
告訴人は全47都道府県に広がり、11月15日、福島市に全国の告訴団が集まり、先の6月提出の福島県民1324人分と合わせ計1万4651人分を福島地検に提出・受理され、適切な捜査を求めて訴えたかつてない大規模告訴である。その関東支部の報告集会が杉並区内で開かれた。
千葉県松戸市の住民からは、ホットスポットの状況、焼却灰の処理問題について、茨城県からは、原発の仕事をしている人も多い地域、あきらめないで裁判の行方を見守っていきたい、命の未来に向けても頑張っていきたい。東京都からは、戦後最大の被害で、東電も罰することができないのはおかしい、黙っているとこのままで進んでいく、今の人が声を上げなければと自分はやりがいを持って活動できた。それぞれ活動してきた方たちから最初に挨拶と報告があった。
告訴団事務局長は全国100か所以上、団長の武藤類子さんは50か所以上説明会に出かけ、全国で告訴人1万人を目標に活動してきた結果、約3,000人を上回った。武藤さんからのメッセージ内容は以下です。「避難先でも帰れない方の多くの声・思いを聞き受け止めてきた。30キロ圏内の被害者への補償金は2回目には半額になりこれで打ち切られる方向だ。健康調査は36万人のうち8万人のみに留まっており、その40%に異常が見つかっている。結果は問題ないと判定のみの書面が渡されエコー検査の内容等については本人も見ることができない。IAEAが先日福島県で世界閣僚会議を共催したが安全性ある原発を進めていこうというものである。さらに 輸出が広がる意図を感じる。国民の権利が奪われ、告訴の意味はあり、私たちの国は私たちが創っていくことを進めなければならない。」と会場いっぱい拍手が起こる。寄付やカンパ金は今後の活動へと手渡された。
府中市にも武藤類子さんをお呼します。
府中からも今後の原発のあり方について話し合っていきましょう。
2013年1月19日(土)14時から16時まで ルミエール府中にて
都知事選、国政を決める大事な選挙戦の裏側の12月15〜17日に、福島県郡山市において、原子力安全の強化に関する国際社会の様々な取組の進捗状況を議論することを目的に「原子力安全に関する福島閣僚会議」が開かれた。15日には福島県とIAEAとの間で協力に関する覚書が交わされた。放射線医学教育の強化やPTSD障害など放射線災害医療の研究協力の強化、福島における除染、モニタリング・データ活用上の支援などだ。
IAEAのHpからはこんなメッセージが発信されていた。『事故から1年9ヶ月しか経っていない中で今回の会議を福島で開催することにより,原子力安全の強化の重要性につき強いメッセージを発信することができたものと考える。また,IAEA原子力安全行動計画の策定から1年を経たタイミングで国際社会の取組についてハイレベルで議論が行われたことにより,国際的な原子力安全を更に強化していくことにつながると期待される。』