「純固形石けん」の使用を始めた市内小学校を見学

子どもたちが利用する洗面コーナー 手前が純固形石けん オクが以前のもの

昨年の1月から「純固形石けん」の使用を始めた市内の小学校の校長先生と養護教諭から使用してみての感想など話を聞いた。

 この石けんは、埼玉県の養護教諭がこども向けに手にしやすい形などを組み入れ開発し、廃食用油をリサイクルし作った無添加の石けんである。 

そもそもは、市内で子どもたちが使っている石けんにどのような成分が含まれているか調べてみると、『疑わしいもの』と判断されるものが使われていた。そこで、市内全校に昨年末に学務保健課を通してそうではないものを扱っている何社かを提示し、各学校に投げかけてもらった。あれから1年が経つが、在庫があることなどからなかなか切り替えがされていない状況だ。

 使う方から聞くと、「以前のものはだんだん固くなり泡立ちが立たなくなってくる。子どもたちの手のひらサイズと聞きなるほどと思った。使い比べをしているが、子どもたちからの不評の声は聞こえていない。」とのことでした。費用的にグラムあたり以前のものより安価とのことでした。

 私も実際に子どもたちが使う洗面コーナーで使用してみた。すぐに泡立ち、洗ったあと手がカサつかない状態でした。殺菌作用など市販されているが、先生からは、『とにかく時間をかけてよく手を洗うことが大切である』とのことでした。成分に疑わしいものは使わないと全小中学校に広がるよう働きかけていきます。