オーストラリアの高齢福祉を視る ④

国民が配食サービスを提供する

 ミールズ・オン・ホイールズ協会が、クイーンズランド州から補助金を受けて経営。オーストラリアの配食サービスの由来は、30年前に障害を持つ女性たちを含めた7名が始め全豪に広まったとのこと。
 一食あたり$2は、国からの補助がある。利用する高齢者・障害者の方は、一食あたり$7.5を協会に払う。ボランティアが2人体制で、自分の車で配る。ボランティアには、15食当たり$8を配達経費として支払い、ガソリン代は、レシートにより実費精算。ボランティアは、平均60才くらいで、現在40名が登録されている。一日250食、年間で5〜6万食を給食。
 特別食として、食べる人にあわせるため、ソフト食や太った人・やせた人にも対応し、減塩、低カロリー、アレルギー対策も可能な範囲で対応していると聞く。ミンチ肉は、信用できないので使わないようにしていると率直に話される。
 ガソリンの高騰や食材について工夫しているが、補助金などの要望に対して、州政府に要望もしているとのこと。
 メニューから見るとお国柄が見受けられる。デザートやスープも付いている。繊細な日本食とはちょっと違うかなあ。