雪氷熱エネルギーを活用する北海道・沼田町の話を聞く。

高校生がつくる沼田式雪冷房機を見る

たくさん雪が降る地域にとっては、雪はやっかいもの。その雪を利用して、エネルギー削減のしくみを進めるまちと聞く。

視察の間の休息時間には、人々の暮らしを見たいと時間があればできるだけ地域を歩くようにしている。シャッターが閉まった後の商店街や夜の街並みの様子を見るのも興味深い。

北海道旧本庁がすぐ近くにあり、ここで北海道内の物産展をしていた。さくらんぼやメロンなど季節の果物など地域らしさが伺えた。

その中で、とまとジュースやしいたけに力を入れ販売していたテントがあった。隣には、高校生が作った雪冷房機の実践・体感テント。雪を断熱材にいれ、風を通し、出てくる風が冷たい。いわゆる冷風機。送風だけのエネルギーで、4時間使って0.1kw,2円で済むとの事。高校内での実用化を目指すと沼田町の職員から話を聞く。無添加の雪氷みそ、お米や大豆の低音貯蔵も「雪」を利用するとのこと。老人施設や生涯学習センターなどにも、雪を利用して温度を適温にするための貯雪庫がある。経済産業省・北海道経済産業局・資源エネルギー環境部・エネルギー対策課が進めている事業。秋田、山形、福島、新潟、岐阜、鳥取でも活用導入が広がっている。