長野県飯田市(環境文化都市)の取り組みを学ぶ ②

「自治基本条例」まちづくりに進んで参加する精神を次の時代へ引き継ぐこと

府中市でも個人宅設置に補助金を出していますが、これだけでは、広がらないのが現状。太陽光電力の買い取り価格が上がっても、パネル設置費用負担が大きく広がりにくいこの問題を解決するため、官民協働ならではの施策とすることで広げていくことができる。

視察後、生活者ネットワークでは、自然エネルギー利用を広げていくためには、個人に一時的な補助金だけでなく、飯田市のように公共施設等の広い屋上南面を生かし設置を広げる新たなしくみの展開が必要ではないかと市に提案を考えている。

飯田市では、エネルギーの地産地消を進めるほか、まちづくりに進んで参加する精神を次の時代へ引き継ぐことを目的とした「自治基本条例」が2007年4月に施行されています。地域自治、市議会の役割、市の執行機関の責務等を明確にし、市民と一体になって『今後の飯田市をこんな街にしたい』と5年間かけて検討しできたこの条例の説明を現市議会議長から直接話しを聞くことができ、とても充実した視察となった。

上記は、全焼した街並みを復活するために、当時の中学生らの手で植えられた「りんご並木」。りんごが実っていました。最初にいただいたのは、ビンに入った水道ミネラル水。ペットボトルを使用しない方法として、詰め替えで冷されている。ここでも環境への配慮が考えられている。