長野県飯田市(環境文化都市)の取り組みを学ぶ ④

「NPOいいだ自然エネルギーネット山法師」の主張

「大量生産・大量生産の裏には、廃棄物の処理費用等に2兆円かけ、一方、生活応援金等に2兆円ものお金をかけている現状に対して、おかしいでしょう!」と平澤事務局長から勢いある姿勢が示される。現代社会は、分業化や細分化が進み共同意識が薄れている。共同作業が連帯や絆を育む。連帯感が高まるし酒もうまい、かつては、この地域での『家づくり』は、地域共同で行っていたと話される。無機質な社会をつくってさまようだけの世の中は止め、「ヒューマンスケールの目線を取り戻そう!」と旗をひるがえす話しっぷり。環境保全活動の実践できる人材育成、地域資源を生かした住民参加型の環境コミュニティービジネス展開、歴史文化を踏まえた持続可能な社会の構築、地域福祉や農林地の活用など地域の活性化を図るとすばらしい活動理念がある。

下記は、地元産木材で作られたヒノキ風呂、そこから見える伊那谷。お風呂に入りながらの景色は最高。