中学生・高校生世代が気軽に相談できる機能の充実をもとめる

12月議会での一般質問の提出をする。

子どもを取り巻く学校内・外での生活状況等についてということで、文教委員協議会では、「市立小・中学校児童・生徒の善行、事故等について」の報告が年に2回されます。交通事故、不登校、いじめ、問題行動、そして、暴力行為、窃盗行為、家出行為などの件数が数字で詳細に報告されます。この報告を聞くたびに、私は、子どもたちから様々な悩みやSOSを発信していることが伺えてなりません。昨今の「いのちの電話相談」においても、10代・20代からが約4割あると聞きます。また、H21年版の青少年白書では、H20年に警察が把握した青少年の自殺者が4,049人いると発表しています。社会全体が本当に問われる事態だと思っています。

府中市次世代育成支援行動計画・前期計画では、基本方針の1番目に、「『児童の権利に関する条約』に基づき、すべての子どもを一人の人間として尊重する視点を大切にし、その最善の利益が保障されるよう支援します。」とも謳われています。その中の中学生・高校生の活動への支援としては、様々な興味ある活動を見出し、取り組み、いきいきと過ごしていくことができるよう支援するとともに、悩みや不安などについて相談できる場を整備していくことが必要とし、目標としても、主体的な活動の支援、相談体制の充実が掲げられました。

今回の質問では、中学生・高校生世代の相談事業として、前期計画の中で、どのように行ってきたのか、そして、後期計画では、どのように相談事業を充実していくのか、相談機能の充実を求め、以下質問をします。

1.前期計画では、「中高生への相談体制の充実」を挙げられた目的はどのようなことでしたか。

2.市内で中高生世代が相談できる窓口はどこですか。周知の仕方はどの様に行っていますか。

3.それぞれの機関ごとの相談窓口の目的はどのようなことですか。それぞれに、受付時間体制、3年間の相談件数、うち中高生世代が直接相談した件数、相談内容、解決にむけてどのように連携し対応していますか。それぞれの機関での相談の傾向と課題は何ですか。

4.中高生に行った後期計画策定にむけてのアンケートにおいて、「どのような相談場所があればよいと思いますか」の質問に対して、質問の目的、回答結果はどうでしたか。それを今後どう生かしますか。

上記が、質問内容です。12月2日に登壇となる予定です。