西府崖せん湧水の「4月吐水量調査」を行う

湧水が用水路に流れ、春のいぶきを感じるハケ下

かんきょうNPOの活動で、月に一度持ち回りで湧水の吐水量調査を行っている。木の根っこを伝って勢いよく流れる箇所がある。ここに下敷きをあてがい、3㍑が何秒でいっぱいになるかを量る。今日は、約15秒でいっぱいになった。5秒間で1㍑流れていることになる。容器がすぐにいっぱいになり、溢れる水の豊かさ、清涼感を味わった。この水の温度は、16.5度。付近の気温は10度であった。

湧水がたまるところでは、子ども達が生き物を探す。大きな石をのけると沢ガニが数匹いた。小指大から親指大と大きさは様々。5cmくらいの稚魚やザリガニもいた。もうすこししたらおたまじゃくしが見られることも子どもたちから聞く。付近は、犬を連れての散歩コースでもあり、緑と水の空間が楽しめる場所である。

それからハケ下におりると、カワニナやシジミが用水路で見られた。カモが4羽えさを探している。大きな岩からも用水路に水が滴り落ちている。このあたり一体は、真夏でもひんやりして、自転車で通り過ぎる際にとても気持ちの良い場所だ。この自然を維持するためには、この場所にしみて流れ集まってくる水の量と緑の確保がとても重要となる。

新年度が始まり、今年度もNPO活動の一環としてこのあたりの維持について要望する機会を設ける予定となっている。