NPOコットンハウスフレンズの就労移行支援事業「フレンズファーム」を見学

一人ひとりの力は自然と向き合うことで引き出される

小柳町3丁目にある「フレンズファーム」(農地面積916.10m2)を訪ねた。様々なブルーベリー種には、たくさんの花が付いていた。野菜畑では、種からトマト、いんげん、ミニにんじん、かぶなどを育てる。自然が相手であり、環境にあわせることが求められるお仕事。週に4〜5日、10時から3時まで、決めた日に継続してくることが基本となる。通院していることが条件であり、健康管理、体との相談は付きまとうことだろう。

朝10時からラジオ体操、その後畑にてその日の作業内容の確認、水まき。そして、収穫されたものは、毎週金曜日午後に大国魂神社敷地内にある「おやすみ処」前などで販売される。新鮮でとてもおいしくいただいている。一般の農園の半分の収入となるが、体を動かしながらその人その人に合わせた作業をすること、無理をしないよう声かけをしながら作業することを重視しているとのこと。

2年間で社会につなげることが求められる就労移行支援事業。ゆったりと作業をする就労継続支援事業も行っていて、どれに係わるのか確認しながら決めている。H23年から東京都の補助金が切られる方向で、今後の運営は大変厳しい状況になると聞く。