「崖線の緑の保全」は、都市の緑のネットワークや市域の景観形成上、重要な役割を担っており、調布市、府中市、国立市、立川市、昭島市、福生市、羽村市、青梅市の8市と東京都と一体的に保全を推進していくとしている。すでに第一回目の「多摩川由来の崖線の緑を保全する協議会」は行われている。今後保全のためのガイドラインの策定に向けた検討会が進められる。府中市は、今年度その協議会の座長の役割を担っている。
この「ガイドライン」への要望として、今回「確保候補地」として示した土地を最終的に緑化基金を利用しての買収や地域制緑地の制度の利用で今後確保すること、湧水の保全、そして、景観ガイドライン(緑編)を市民と共有することを求めた。
市が現在市立公園として借用している部分もあるが、単に公園としての位置づけで保存するのではなく、地形・地質が生かされる自然樹林として木の選定や枝打ち、下草の処理などについて専門家の意見を求めること。樹林保全ボランティアの養成をし、市民とともに保全を進める施策を求めた。