チームでは、5月20日に、新任・水と緑事業本部長や公園緑地課長、補佐、係長に面会をし、府中崖線の緑の保全について市の姿勢などについてヒヤリングを行った。別の日には、環境政策課の新任課長とも今後の湧水の保全について話し合いを持ってきた。
この5月に東京都「緑確保の総合的な方針」が出され、計画期間はH22年〜H31年の10年間。東京都と市区町村が共同して減少傾向にある民有地の既存の緑をまちづくりの取り組みの中で計画的に確保することを目的とするための方針。府中市内では、
確保地:府中基地跡地の都市公園5ha
確保候補地:府中崖線16箇所、1.45ha
農地5箇所1.89ha が挙げられた。
方針の中では、立川崖線保全のために連携8市(青梅,羽村,福生,あきる野,昭島,立川,国立,府中、調布)が「多摩川由来の崖線の緑を保全する協議会」を設置し、今年度は府中市がこの協議会の座長を務める。第1回協議会は4月19日に行われ、各自治体の取り組みを共有し、今後は、保全や具体的対策が話し合われる予定とのこと。立川崖線調査費用として都予算1,000万円がついている。
市は、市民や事業者の協力を得て樹林地の下草刈りや枝打ちなど適切な維持管理の手法も検討し、ボランティア養成、地域住民が技能を学ぶ場も設けていきたいと考えている。作業の安全性などを考慮し、市民参加のあり方を含め検討すると今回の一般質問で明らかになった。
7月11日には、一般質問の内容、市の選定作業に立ち会った様子を報告し合い、緑の活動推進委員の活動からカワニナの放流とホタルの成虫化について携わった松田さんに話を聞いた。その後、雨の中、府中用水の状況をいっしょに見て歩いた。
14日は、月例会で、チームの活動を全体で共有し、都の方針と市の姿勢を把握し、あらためて「府中崖線の意義」を確認することができた。