大事なことは市民が決めることができるしくみを広げる

審議会や協議会の議事録の公開について

昨年12月議会では、「審議会や協議会の議事録をホームページ上でもすみやかに公開を進めること」について一般質問をしました。

きっかけは、市民の方からの一報でした。「市が行っているある協議会の議事録が6か月たっても『市政情報公開室』にない。」とのこと。調べてみると、H21年度3月、H22年度5月に行われているはずの会議の議事録が、9月になってもまだ公開されていませんでした。担当課に問い合わせ、結局、9月30日に棚に置かれたという現状でした。この市民の方は『市政情報公開室』に足を運び、興味を持っていた案件について探してもファイルさえなく、いつこの議事録が公開されるのかも知らされず帰宅されました。

この協議会の審議結果をもとに、これから市では地域で説明会を開く直前のことでした。どのような話し合いがされてきたのか知りたいために出向いたわけですが、半年たっても議事録が公開されていない。このことに関しては、あえて公開を遅らせているのではないかと思わざるを得なく、私自身も大変憤りを感じました。

市は、『市民への知る権利』を進めるとしながら、現在の「府中市附属機関等の会議の公開に関する規則」は非常にあいまいで、徹底できる内容になっていません。公開までの機関に関しても、1〜2か月で公開を進めるとのことでしたが、今後徹底するために、統括機関である政策総務部広報課でチェック体制をすすめるとのことでした。ホームページ上へのアップにも時間がかかっていることに対しても、統括しなければならないはずの広報課では、各担当部署にスキャナー機器を整備したにもかかわらず、すみやかに使いこなすことなど有効利用が図られていないことを理由としました。今後もどのように開示が進んでいるか、確認していきます。