文化センターまつりでは自治会で「お好み焼き」を販売

年に一度のコミュニティが災害時の訓練にもつながることを希望する

テント内ではたくさんの自治会会員の方々が何かしらの分担作業をしている。繁盛時にはテント内の鉄板の周辺で6人係りで混ぜた具を広げながら焼く。その上に卵一個を割り乗せる。次の場所では、焼き上がったお好みをパックに入れソースをつける人、青のりやかつをぶしをかける人。販売の所では釣銭を用意する人、袋に詰める人など総勢10人以上の体制が組まれる。裏方の調理場では具をつくるために、ねぎやキャベツを刻む人、粉を混ぜる人など6人がまな板を取り囲む。

夕方からは、行列ができカウントダウンが始まる。行列の最後尾では完売御礼の札を持って立つ人も必要。大勢の人たちの口に入るためには、たくさんの手伝いが必要で、自然と役割が自分にあった場所や作業となっていることに気が付く。これらのイベントから被災地での食事の炊き出しに結びつけることはいささか申し訳ないが、現地での避難所生活を想像しながらこの府中で置き換えてまつりの手伝いをした半日だった。女性のリーダーがしっかりと裏方で指示を出しながら共同作業を行った。