点検、評価をするため、また議論するためにはそのためのデータ資料が必要である。何に着目しての資料提供か、数字の洗い出しなのか、その視点が共通認識されていないと、答弁や資料もちぐはぐになる。全容がわかるまでに最短20分は必要。他の施策とのマッチングも関係してくると時間はどんどん足りなくなる。ひとつの事業がどのように効果をもたらしているのかは、周辺施策も加味する必要がある。分野が広がると着地点はバラバラになりがち。そのためにコーディネーターが途中で自分の意見を入れながら、最後的には出された意見も取り入れながらまとめる。落としどころの流れはほぼ中間で一旦締める。さらに後半も議論白熱。コーディネーターの技量が多分に問われる内容になってくるか、または、それを補うように仕分け人が落としどころを示すか。議論内容とそれを受け止め真摯に答弁する職員の気迫さも伝わることで仕分け人からの質問が底をついてくる。最後に手あげで評価区分が決定される。5人の一番多い意見のまとめで締めくくられる。外部仕分け人と市民の意見に差があっても仕分け人の意見が踏襲され方向性が決まっていく印象を持つ内容もあった。
今日一日で、10事業を傍聴した。少人数指導等事業、給食センター管理運営事業、地域介護予防事業(介護予防コーディネート事業)、地域介護予防事業(地域ディサービス事業)、低所得者利用者負担対策事業、(介護保険料軽減)、一人暮らし高齢者等緊急通報安全システム事業、社会福祉協議会補助金、乳幼児・妊産婦健康診査事業、始動整備事業、地域まちづくり事業。評価区分の結果ではなく、議論する中身からどのようにまとめられるかが大変興味深く傍聴する結果となった。今日の20事業の傍聴者は110人??だったと報告された。