府中市「事務事業点検」 2日目

市全体の政策能力が問われることにつながる

2日目が終わり、最終的に40事業の評価が下された。
再検討・見送り10事業、要改善27事業、現行通り2事業、対象外1事業、廃止0

今日は、公害防止指導対策事業、ごみ減量運動啓発事業、文化センター維持管理事業、はつらつ高齢者就業機会創出支援事業費補助金、自主活動奨励事業(青少年活動の支援)、育児支援家庭訪問事業、子ども家庭サービス事業(トワイライトステイ事業)、市立保育所管理運営事業、郷土の森博物館管理運営事業を傍聴した。

委員からは、資料不足や考え方の視点の違いについての刷新が言い述べられた。行政側の説明からでは、議論を尽くす時間が無くなりそうになると、別な視点での質問に切り替える委員側のチームワークの良さには驚かされた。事業の目的に沿った内容かどうか、特に子どもにかかわる事業は子どもに聞くことが出来ていなければ評価に至らない。そこにはおのずと市として、職員としての日頃の姿勢が求められるが、担当職員から「府中市次世代育成行動支援計画」の基本理念が説明に出てこなかったことは非常に残念であった。児童館機能であるはずの地域文化センター施設なのに、基本理念の共有が全庁的にできていないのでは、まったく価値のない計画になっていることを実感した。どこに問題があるかは決算委員会などで詰めていきたい。

総して、事業の説明を担った職員の方々にとってこの「事務事業評価」に携わったことで日常の仕事に新たな視点を持つことが出来たのではないかと思う。一つの事業について時間をかけ作った事業シートに対して、内容表記自体を指摘されることから始まるのだから・・・  市民、議員、職員みんなが客観視するいい機会になったと思いたい。今日の傍聴者は約100人とのこと。