「府中市保健福祉人材育成センター」の役割について

2012年1月号・登録者通信「かがやいて」より

私もこの人材育成センターに登録をしている一人です。社協のヘルパー2級講習を終えた方々等が登録をし、福祉人材の向上を目指しスキルアップ等が図れるよう、府中市の委託事業として社協が運営をしている。登録者は毎年現況調査と併せて現場からの意見も出すことができる。

今回の1月号では、私が出した意見をそのまま取り入れていただいての現況調査特集号の記事となったことに、担当者の方々にお礼の気持ちを込めてその内容を多くの方に知らせしたいと思う。

Q1 「そもそも人材育成センターとは何をするところなのか」
A1 多様化する保健福祉の需要に対応できる人材の育成と保健福祉関係者の質的向上を目的とする。資格取得研修、介護技術向上、フォローアップ研修、メンタルヘルス研修、福祉の仕事に着きたい方への相談・面接会の呼びかけなど

Q2 現況調査票を送る目的や意見はどのように反映されているのか
A2 声を元に特集号とした。人材育成センターの運営や研修に反映している。 

意見を出したことがどのようにつながっているのかを見せてほしいと提案したところ今回の特集号で数ページに渡って詳細に伝えてくれた。今後も意見発信が双方でできる通信にしていただきたい。

さらには、研修や相談窓口という一方向のかかわりだけでなく、登録者が生かされるしくみを作ることができないかとも考える。介護技術者を派遣し講習回数を増やすとか、数人対象の出前講座を行うなど、必要とする人たちの所にできる人たちが出向く、ニーズに応じて開催会場を増やすなど考えられないか。限られた予算での運営は承知だが、実績をもって予算要求し、市は必要に応じて増額すべき事業と考える。

また、定着率が低いといわれている福祉労働だが、人を人が支える、人にしかできない労働力にその仕事をするための労働時間とは別に、制度として技術を磨くなどの時間を対価として保障することを組み入れるべきだと考える。介護報酬単価だけではその賃金確保は現状では難しい。