徳島県大川原高原にて風車をみる

霧と雲の中で風車を見上げる

大雨の中、車から見る
大雨の中、車から見る
風力エネルギーは、地球環境の保全と経済性を両立できる新エネルギーとして注目されて、世界的にも大規模な開発が進められている。東京生活クラブ生協でも電気を自分たちでつくり出そうと秋田県に風車を設置した。組合員である私もそれに出資した。

徳島県大川原高原でも、四電エンジニアリング(株)と(株)ユーラスエナジージャパンの共同出資により、風力発電事業を行うことを目的に平成18年2月に設立し、徳島県においては、初の大型集合風力発電施設(総出力1万9,500kW、出力1,300kWの風力発電設備×15基)をつくり、平成21年2月に営業運転開始。(風力発電設備は、徳島県名東郡佐那河内村、勝浦郡上勝町および勝浦町の3町村にまたがる稜線沿いに建設。)

大雨の中ではあったが、一度風車を見たいと出かけた。雲の中に突然風車が現れ、下からみると巨大な柱が天に昇っているという景観。山の尾根づたいに風車が連なる。雲が途切れると急に目の前に風車のハネが見えるといった具合に、まるでスカイツリーが突然ビルの間から見え驚くのと同じように、雲の合間に見えた。

原発事故以前から気になる物体だったが、まじまじと眼前でみると、上昇気流が吹く絶好の場所でこの風がエネルギーに代わるのだから、廃棄物もでない風力発電には注目すべきであると実感した。