西府文化センターの防災訓練 

住民が防災トイレを組み立ててみる

左が防災スツール、右が設置後
左が防災スツール、右が設置後
今年で30回目をむかえた地域の文化センター圏域コミュニティ協議会主催の防災訓練に参加した。地域の自治会の役員メンバーや班長などが一堂に集まった。

消火器の使い方、防災グッズのセットの展示、AEDの実践など体験するコーナーもある。今年は、煙体験ハウス(黄色いテント)が新しい。また、常時公園に設置している防災トイレスツールから、簡易トイレに変身する非常時防災トイレを実際に住民たちが組み立ててみる。上ものの中にトイレを覆うカバー(テント)が内蔵されている。トイレがちょうど入る広さのテント。地下には約2Mくらいの深さのマンホールが設置されている。

公園内の一角に「だれでもトイレ」があるが、使用が満杯になった時に、この非常用防災トイレを使うことになると、住民たちは使う段階もイメージしている。この簡易トイレ設置には、通常鍵がかかっているため、肝心なカギの持ち主について議論をした末、文化センターだけでなく、数名の自治会長が持つことになったとのこと。

住民たちが、班などの小さい単位で訓練を通して想定の範囲を広げることができる機会をたくさん持つことはこれからも必要である。