おかげさまで、用水路にいる「いきもの調査」ができました。ドジョウ、オイカワ(6㎝くらいの魚)、ザリガニ、様々なヤゴ、カワニナ、タイワンシジミを観察することができました。
大変興味深く観察できたのが、ハグロトンボ(カワトンボ科)のヤゴでした。4㎝くらいの細長い淡い土色をしたヤゴが成虫になると黒い翅4枚の細長い胴体のトンボになる。
オスの胴体は金緑色に輝き、メスは全身が黒褐色。平地や丘陵地のササモなどの水生植物がはえた河川や用水路の岸辺で見られる。ゆるい流れを好み、水辺と林を行ったり来たりする。ヤゴが育つ水辺のちかくで成虫になり、ヒラヒラと飛び回り、またそのあたりの水辺の藻に卵を産む。
西府がいせん下の用水路に棲むハグロトンボの生態系などを知ることから、あらためてこのエリアの自然を多くの人たちに知ってほしいと思った.