市は、H22年度に「府中市庁舎建設検討協議会」を設置し、公募市民4名を含む20名で検討してきたことを基に、整備パターンを評価点数化し、財源としては土地買収、仮設庁舎、工事費、維持管理費等を含め100年間かかる費用を明示された。
特別委員会で出された16ページもの資料に対して、いきなり当日審議をすることになった。評価点の項目も多岐にわたる。果たしてこの評価項目が妥当か、評価する内容の点数の値が果たして妥当か、様々な疑問を感じる。コンサルタントと市の担当者が付き合わせてきたとのことだが、その際の点数化した議論が見えない。
既存の東庁舎と北庁舎の長寿命化を進めるための手法として、耐震化やコンクリートの中性化工事をいれることも費用がかかる点として示された。
当然点数の一番高い、そして、かかる費用の少ないパターンに的は絞られ、話の流れは進む。これらの詳細な資料を早くに市民に知らせることが必要だ。今もっとも大事なことは、進め方を市民に公開し、意見を積極的に出せる環境を作ることだ。