府中市役所建設の議論は???

市庁舎建設特別委員会で10パターンが示される

一番古い西庁舎(府中街道側)は建築後51年以上経過
一番古い西庁舎(府中街道側)は建築後51年以上経過
6月15日の「市庁舎建設特別委員会」にて、10の整備パターン案が示された。大きくは庁舎の一部を残しながら建て替える手法と周辺の土地を買収して全部解体して新しく建て直す手法である。

市は、H22年度に「府中市庁舎建設検討協議会」を設置し、公募市民4名を含む20名で検討してきたことを基に、整備パターンを評価点数化し、財源としては土地買収、仮設庁舎、工事費、維持管理費等を含め100年間かかる費用を明示された。

特別委員会で出された16ページもの資料に対して、いきなり当日審議をすることになった。評価点の項目も多岐にわたる。果たしてこの評価項目が妥当か、評価する内容の点数の値が果たして妥当か、様々な疑問を感じる。コンサルタントと市の担当者が付き合わせてきたとのことだが、その際の点数化した議論が見えない。

既存の東庁舎と北庁舎の長寿命化を進めるための手法として、耐震化やコンクリートの中性化工事をいれることも費用がかかる点として示された。

当然点数の一番高い、そして、かかる費用の少ないパターンに的は絞られ、話の流れは進む。これらの詳細な資料を早くに市民に知らせることが必要だ。今もっとも大事なことは、進め方を市民に公開し、意見を積極的に出せる環境を作ることだ。